アンリ・ベルクソン
フランスの哲学者(1859–1941)。1927年にノーベル文学賞を受賞。時間・記憶・生命を、空間的・量的にとらえる科学の枠組みとは別の仕方で論じた。処女作『意識に直接与えられたものについての試論』(邦題『時間と自由』、翻訳者・合田正人にならい本動画では「試論」と表記)で、測ることも分割もできない純粋持続の概念を立て、決定論からの脱却を試みた。
動画 HXnw_SF6yO8 では、気持ちを測れるものに置き換える操作が人生を因果律に回収すると指摘する哲学者として紹介される。人間を「意識ある自動機械」と呼び、言動が無意識のパターンに決定されると見る点でリベットの実験を先取りしたと評される。結論「我々は稀にしか自由ではない」を導く。後続の主著『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』にも言及があり、小林秀雄が大きな影響を受けたことが付言される。