ベンジャミン・リベット
神経科学者。被験者が自発的に手首を曲げる際の脳活動・意思・運動の時刻を計測し、脳活動が意思の自覚に先行することを示した(libet-experiment)。
この発見は「人間に本当の自由意志はない」という議論の科学的な起点になった。動画 _NIgdJWx_Ns では、コペルニクス(地動説)・ダーウィン(進化論)に並ぶ、人間の自己像を覆した発見の “Big 3” として紹介される。
動画 Ox8gJEIe5Ac では、前野隆司がこの実験を受動意識仮説の柱の一つに据える。意志を後付けとみなす点は同じだが、自由意志の有無だけでなく「意識そのものが受動的な幻想だ」という広い主張へ発展させる。
動画 HXnw_SF6yO8 では、ベルクソンが『試論(時間と自由)』でこの実験を先取りしていたと指摘される。人間の言動は0.5秒前に幼少期から培われた無意識のパターンによって決定されるとし、人間を「意識ある自動機械」と呼ぶ。
井筒俊彦『意識と本質』を扱う動画 huCn3KZxgdA でも、ノーレットランダーシュ『ユーザーイリュージョン』を引いて「意識にのぼるのは解釈であって生のデータではない/選択の自由はない」という同型の主張が紹介される。