RNAワールド仮説 (rna-world-hypothesis)
生命の起源を、自己複製するRNAに求める仮説。DNAやタンパク質より先にRNAが遺伝情報と触媒の両方を担ったとする。
s5wDD_cqU14 では 小林武彦が、38億年前の熱水噴出孔でRNAが生成された経緯として紹介する。RNAは2つの性質を持つ。配列や構造を変えやすいこと、塩基の相補性(A-U、G-C)で自分のコピーを作れること。偶然できた複数のRNAが限られた材料を奪い合い、複製しやすく壊れにくいものが残った。
小林はこの文脈で、複製できなかったRNAの分解を「最初の死」と位置づける。生命の起源はデジタル情報(ゲノム)であり、ゲノムが壊れることが 死の始まりだという主張につながる。なお遺伝情報の担い手は後にRNAより壊れにくいDNAへ移った。