進化のための死 (death-as-evolutionary-necessity)
死は進化(世代交代)のために存在するという主張。s5wDD_cqU14 で 小林武彦が示す中心テーゼ。
進化は変化(変異)と選択(適応)の繰り返し。古い個体が壊れて世代交代しなければ、新しい変化が広がる余地がない。つまり死があるものだけが進化でき、結果として今の生物が存在する。「なぜ死ぬのか」ではなく「死があるから進化して存在している」と捉え直す。
小林はこれを RNAの時代まで遡らせる。生物は最初から死ぬようにできており、それは設計上の必然だとする。個体にとって死に利点はないが、長い目では過去の生き物の死が現在の生を支える。死を次世代と進化のための「究極の利他的行為」と表現する。ヒトの老いに見いだす 利己から利他への変化とも響き合う論。