心の天動説と地動説

前野隆司が意識観を天文学になぞらえた比喩。意識が心の中心にあり、身体や周囲がその周りを回ると考えるのが「心の天動説」。実際は無意識が主役で、意識はその結果を受け取る脇役にすぎないとするのが「心の地動説」。

地球が宇宙の中心と思われていたのが、実は銀河の端の小さな惑星だったのと同じ構図。意識はありありと感じられるため主役に思えるが、本当は受動的な脇役だと論じる。

前野は別の比喩も使う。意識は会社を仕切る万能社長ではなく、結果を受け取って記録する社史編纂室長。社会でいえば独裁政治ではなく、無意識の小人たちがボトムアップに決める民主主義に近い(see Ox8gJEIe5Ac)。