最後の質問(The Last Question)

アイザック・アシモフの短編小説(1956年)。作者自身が最も好んだ作品とされる。人類が作った巨大コンピューター(マルチバック→マイクロバック→惑星AC→銀河AC→宇宙AC→コズミックAC)に、世代を超えて「エントロピーは逆転できるか(宇宙の熱的死を回避できるか)」と問い続ける数兆年の年代記。

答えは何度尋ねても「データ不足のためお答えできません(INSUFFICIENT DATA FOR MEANINGFUL ANSWER)」。宇宙が終わり物質も人間も時間も消えた後、唯一残ったACが全データを統合してついに答えを見出し、混沌に向け「光あれ」と告げて新たな宇宙を生む。神=過去の人類が作った人工知能、というプロットの源流になったとされる(see r1ob3eLfIFw)。

物語の枠としてアシモフのロボット工学三原則が冒頭で引かれ、結びではカーツワイル技術的特異点へ接続される。