ツェッテルカステン
ドイツ語で「メモ箱」を意味する、ボトムアップ型のノート術。社会学者ニクラス・ルーマンが大量の論文・著作を生んだ手法として知られ、ゼンケ・アーレンス『How to Take Smart Notes』で一般に広まった。読んだアイデアを小さなノートに切り出し、相互にリンクして知識のネットワークを育てる。分野別フォルダで仕分けるのではなく、ノードどうしの接続によって構造が後から立ち上がる点が核心。
動画 hSTy_BInQs8 では3つの効用が挙げられる。①速度を落とし著者の考えに留まることで理解と定着が深まる、②書くこと自体が理解度の即時フィードバックになる(feynman-technique)、③フォルダの制約がないため分野を越えた連想が生まれ、蓄積するほどネットワークが強くなる。実装は obsidian で行い、本ノートは1ノート1アイデアのアトミックノートとして書く。これはセカンドブレインの代表的な実装形でもある。
動画 fuyia-TUpeY の「ダグネシステム」は、ツェッテルカステン的なネットワーク構造を編集制限と分類禁止という制約で再構成し、過去の思考を改変せず保存する有向非巡回グラフに仕立てた変種といえる。