種概念 (species-concept)
種概念は、生物を「同じ種」と「別の種」に分ける基準をめぐる考え方。見た目、DNAの近さ、交雑可能性、地理的隔離、生態、生活史など、どの基準を採用するかによって境界が変わる。
動画では、DNAで分類すれば明確になるという直感が批判される。中間的な個体や新しいデータが見つかると、1文字違い・2文字違いのような単純な基準では分類が揺らぐため、分類群ごとの専門家が形質とDNAを組み合わせて判断する必要がある。
近年は、どのDNAデータ群を一つの種として扱ったかをIDで追跡できるようにする仕組みも紹介される。これは、種の定義が更新され続けることを前提に、議論のトレーサビリティを確保する発想である。